すでに日本の企業社会では終身雇用という習慣が崩壊のプロセスに入っていることは周知の事実である。新卒採用は終身雇用の人□で、出口が定年退職だ。終身雇用の崩壊は先に出口から始まったが、それは次第に人口のほうにも及んできた。そのひとつの表れが新卒の就職活動におけるインターンシップの普及である。つまり従来は三月三十一日をもってキッパリと学生と社会人が分かれていたのだが、その境目がぼやけつつあり、大学教育と「仕事」がさみだれ式に相互乗り入れを始めたのである。
[参考]
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インターンシップにはさまざまな形態があるが、もともとの誕生の経緯をたどれば、仕事経験のない学生が企業の中に入ってさまざまな職業を体験してみるところにある。たとえば、米国では企業の採用活動は退職補充の経験者採用が基本なので、新卒者はどうしても競争に不利になる。そのため米国の大学生は少しでも経験者に対抗するために、大学時代から積極的にインターンシップに参加して職業経験を積み、その経験を就職の際の面接でアピールする。